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不妊相談とは

新しい命を迎えたいという想いを大切にサポート

「妊娠を望んでいるのになかなか授からない」そんなとき、不安や焦りをひとりで抱えてしまう方も少なくありません。不妊相談では、これまでの経過や生活背景を丁寧にお伺いしながら、必要に応じて検査や今後の選択肢についてご説明いたします。原因はひとつとは限らず、女性側・男性側の双方に要因がある場合もあります。そのため、お二人で向き合うことが大切です。「まだ受診するほどではないかも」と迷われている段階でも構いません。新しい命を迎えたいというお気持ちに寄り添いながら、一歩ずつ進めるようサポートいたします。

こんな症状やお悩みはありませんか?

  • 1年以上避妊をしていないのに、妊娠に至らない
  • 生理の間隔がばらばらで、次がいつ来るか読めない
  • 一人目は授かったのに、二人目が来ない
  • 妊娠はするものの、流産や死産が続いている
  • 血液検査でFSHやE2の値が高いと出た
  • AMHの値が低いと言われ、この先が不安になった
  • 子宮筋腫や子宮内膜症を指摘された
  • 40歳を過ぎ、妊娠は望めないと思いはじめた
  • 体への負担が少ない、自然な形で授かりたい
  • 妊娠の前から体を整えておきたいが、何から手をつければいいか分からない

治療の流れ(進め方)

  1. Flow01

    初期検査(現状の把握)

    初期検査で揃えるのは、お二人それぞれの現状です。妊娠が成立しない原因は男性側にもあるため、女性側だけを調べても、分かるのは半分にとどまります。
    女性側:ホルモン検査(血液検査)、超音波検査、卵管が通っているかをみる子宮卵管造影検査など
    男性側:精子の数と動きをみる精液検査など
    初診で、これらを一度に行うわけではありません。先に伺うのは、お二人のお話です。妊娠についてのご希望、いまの体調、これまでにかかった病気や受けてきた治療を確かめ、女性側には月経の周期と基礎体温の記録もお聞きします。ここで挙がった内容が、どの検査から手をつけるかを決める手がかりになります。

  2. Flow02

    一般不妊治療

    一般不妊治療で狙うのは、体のはたらきをできるだけ生かしたまま妊娠に近づくことです。排卵の時期を予測して性交のタイミングを合わせるタイミング法、精子を調整して子宮内に入れる人工授精(IUI)が中心になります。検査で妊娠を妨げるはっきりした所見が出なければ、この段階から始めます。

  3. Flow03

    生殖補助医療(ART)

    生殖補助医療(ART)は、卵子と精子を体の外で受精させる方法です。一度に複数の卵子を育てておく必要があるため、注射による排卵誘発を併せて行います。一般不妊治療をしばらく続けても妊娠に至らない場合に、この段階へ移ります。
    ※体外受精と顕微授精が必要と判断された場合は、高度医療施設をご紹介します

検査項目

  • 血液検査(女性ホルモン検査)

    エストロゲン(E2)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)は、脳と卵巣のやりとりを映すホルモンです。採血でこの3つの値を確かめます。

  • AMH検査

    卵巣にあとどれくらい卵子が残っているかの目安が分かります。卵子の質や妊娠のしやすさを示す値ではありません。
    久留米市にお住まいの方で、所定の条件を満たす方は、500円で検査を受けていただけます。

  • 超音波検査

    画像で卵胞の育ち具合を追います。子宮筋腫や子宮内膜症といった、妊娠を妨げる所見が見つかることもあります。

  • 卵管造影検査

    卵管は、卵子と精子が出会い、受精した卵が子宮へ移る通り道です。ここに詰まりや細くなった箇所がないかをみます。

  • 卵管通水検査

    卵管に生理食塩水などを通し、詰まりや通過性に問題がないかを確認する検査です。卵子と精子が出会うための通り道が保たれているかを調べます。

  • 各種性感染症検査

    クラミジアや淋菌などの性感染症の有無を調べ、妊娠や将来の健康に影響を及ぼす可能性がないかを確認する検査です。

  • 精液検査

    男性側で行う検査です。精子の数と、どれくらい動けているかを調べます。

  • フーナーテスト

    性交のあと、子宮頸管の粘液を採って顕微鏡でみます。粘液のなかで精子が動けているかどうかが分かります。

これらの結果が出そろったところで、治療の道筋をご提案します。どこから始めるか、どこまで進めるかは、お二人のご希望も含めて決めていきます。

治療方法

  • タイミング指導

    タイミング指導は、不妊治療の第一段階として行われる基本的な治療です。一般的には、半年〜1年ほど自己流で妊活を行っても妊娠に至らない場合が対象とされることが多いですが、実際の診療では、年齢や基礎疾患の有無にかかわらず、妊娠を希望して数ヶ月以上結果が出ない場合には、早めにご相談いただくことをおすすめしています。
    この治療の大きなメリットは、自己判断では難しい「正確な排卵日」を医療的に把握できる点にあります。特に月経周期が不安定な方や排卵のタイミングが読みづらい方では、わずかなズレによって妊娠の機会を逃していることも少なくありません。通常は3〜6周期を目安に、超音波検査やホルモン検査を行いながら、適切なタイミングをご提案します。自然な妊娠を目指しながら、医学的サポートを受けられる治療法です。

  • 排卵誘発剤

    排卵誘発剤は、内服薬や注射を用いて排卵を促す治療です。排卵が起こりにくい方や、排卵のタイミングが不安定な方に対して行われます。また、排卵があってもより妊娠の可能性を高める目的で使用されることもあります。超音波検査やホルモン値を確認しながら、卵胞の発育状況を丁寧に観察し、適切な時期に排卵が起こるよう調整します。体への負担や副作用にも配慮しつつ、患者様の状態に合わせて治療方針を決定します。

  • 人工授精(IUI)

    人工授精(IUI)は、採取した精子を洗浄・濃縮し、排卵のタイミングに合わせて子宮内へ注入する治療法です。精子が子宮頸管を通過する過程を補助することで、受精の可能性を高めます。主に、軽度の男性因子や原因がはっきりしない不妊の場合に選択されることが多く、タイミング法や排卵誘発剤で妊娠に至らなかった場合の次の段階として検討されます。身体的負担は比較的少ない治療ですが、複数回の実施を経て結果をみていくことが一般的です。

  • 体外受精・顕微授精

    体外受精は、卵子と精子を体外で受精させ、育った受精卵(胚)を子宮内へ戻す高度生殖医療です。自然な受精が難しい場合や、他の治療で結果が得られなかった場合に検討されます。顕微授精は、1つの精子を卵子に直接注入して受精させる方法で、特に男性因子が強い場合などに選択されます。採卵やホルモン管理など専門的な管理が必要となりますが、妊娠の可能性を高めるための有効な選択肢のひとつです。患者様の年齢や原因、これまでの経過を踏まえ、総合的に判断していきます。

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体外受精・顕微授精は高度医療施設へご紹介いたします

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療が必要と判断された場合には、専門の高度医療施設へご紹介いたします。当院では、これまでの検査結果や治療経過を丁寧に整理したうえで、適切なタイミングでご案内いたしますので、安心して次のステップへ進んでいただけます。無理に治療を進めることはありません。患者様のご希望やお気持ちを大切にしながら、今後の選択肢を一緒に考えてまいります。

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