婦人科検診・予防接種

婦人科検診・予防接種について
女性の一生に寄り添う予防医療
婦人科の病気の中には、自覚症状がほとんどないまま進行するものもあります。子宮頸がん検診などの定期的な検診を受けることで、異常を早期に発見し、将来の大きな病気を防ぐことにつながります。特に子宮や卵巣の病気は、早期発見がとても重要です。また、HPVワクチンなどの予防接種は、将来の子宮頸がんリスクを減らすための大切な選択肢です。思春期から成人期、妊娠・出産期、更年期まで、女性の体は年齢とともに変化していきます。その時期に合わせた予防を行うことが、安心して毎日を過ごすことにつながります。「症状がないから受診しない」のではなく、「元気なうちに確認する」。それが、ご自身の体を守る第一歩です。どうぞお気軽にご相談ください。
婦人科検診について

Feature01
市の検診以外にも対応
当院では、市の公費検診だけでなく、各種婦人科検診も行っております。対象年齢に該当しない方や、会社の健診に婦人科項目が含まれていない方も受診が可能です。「気になる症状がある」「念のため検査を受けておきたい」といった場合も、お一人おひとりの状況に合わせてご案内いたします。お気軽にご相談ください。

Feature02
健康診断で異常を指摘された方へ
健康診断や市の検診で「要精密検査」と判定された場合の二次精密検査も行っております。異常を指摘されると不安なお気持ちになるかと思いますが、早めに詳しく調べることで、適切な対応につなげることができます。検査結果について不安がある方も、どうぞ安心してご相談ください。丁寧にご説明いたします。
子宮頸がん検診
子宮頸がんの早期発見のために、20歳以降は定期的な検診を心がけましょう。
子宮頸がん

子宮の入り口(頸部)に生じる子宮頸がんは、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が大半の原因で発症します。近年は20代〜40代の若い世代で患者数が増え続けているため、自覚症状がなくても定期的な検診で早期発見につなげることが重要です。
子宮頸がん
子宮頸がん検診の注意事項
- 経血量が多い時は避けてください。
- 検査の刺激により一時的に少量の出血が見られることがあるため、生理用品をご持参いただくと安心です。
- 検査結果につきましては、後日担当医より直接ていねいにご説明いたします。
子宮体がん検診
閉経前後の不正出血は、子宮体がんのサインであることもあります。
気になる症状があれば検査を受けましょう。
子宮体がん

赤ちゃんを育てる子宮の奥(体部)に発生するがんです。入口部分にできる「子宮頸がん」とは病態も調べ方も全く異なる疾患であるため、別の検査として詳しく確認を行う必要があります。
子宮体がん
子宮体がん検査の注意事項
- 検査後に軽微な下腹部痛や少量の出血が起こることがあるため、生理用品をご持参ください。
- 万が一、激しい痛みが続いたり出血が長引いたりする場合は、我慢せずすぐ当院までご連絡ください。
- 検査結果は当日ではなく、後日あらためて担当医より詳しくお伝えいたします。
- 経血量が多い時は避けてください。
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将来の妊娠を考えている方へ

子宮頸がん検診や各種婦人科検診に加えて、将来の妊娠・出産を見据えた「プレコンセプションケア」も実施しております。妊娠前に体の状態を確認しておくことで、安心して新しいライフステージを迎える準備ができます。感染症の有無やホルモンバランス、子宮・卵巣の状態などを総合的に確認いたします。「結婚の予定がまだ具体的ではない」という方でも問題ありません。将来を考えた体のメンテナンスとして、お気軽にご相談ください。
プレコンセプションケア(ブライダルチェック)予防接種について
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因であることが医学的に解明されているがんです。原因が明確だからこそ、ワクチン接種によって感染リスクを大幅に低減できます。
本疾患は20代〜30代の女性がかかるがんの中で最も頻度が高く、近年では30代〜40代での発症増加も顕著です。進行具合によっては治療のために子宮の摘出が必要となり、将来の妊娠・出産に大きな影響を及ぼすため、事前予防の重要性は非常に高いと言えます。
接種は、1回ではなく複数回必要になります。
接種における効果
すでに体内に存在するHPVを、ワクチンによって排除・治療することはできません。そのため、現在感染しているウイルスに対する発がんリスクをなくすことは困難です。
しかし、今後新たに体内へ入ってくるHPVに対する感染予防効果は十分に期待できます。ワクチンによって獲得できる免疫は、自然感染で得られる免疫よりも強固に作用するためです。
性交渉経験があっても効果はある?
すでに体内に存在するHPVを、ワクチンによって排除・治療することはできません。そのため、現在感染しているウイルスに対する発がんリスクをなくすことは困難です。
しかし、今後新たに体内へ入ってくるHPVに対する感染予防効果は十分に期待できます。ワクチンによって獲得できる免疫は、自然感染で得られる免疫よりも強固に作用するためです。
副作用・リスク
注射した部位の痛みや腫れは、体内で免疫機能が正しく作動し始めた反応です。他の各種ワクチンでも一般的に見られる症状であり、通常は数日以内に自然と和らいでいきますので、過度に心配される必要はありません。
副反応が起きた場合は、ご相談ください
ワクチン接種後に、注射部位の痛みや腫れ、発熱、倦怠感などの症状がみられることがあります。多くは数日以内に自然におさまりますが、症状が強い場合や長引く場合はご遠慮なくご連絡ください。また、強いアレルギー症状(じんましん、息苦しさ、強いめまいなど)があらわれた場合は、速やかに医療機関を受診してください。接種後に不安なことがあれば、どんな小さなことでも構いません。安心していただけるよう、丁寧に対応いたします。
子宮頸がんワクチンの費用
当院では、以下の条件に該当する場合、公費負担(自己負担なし)で接種を受けていただけます。
- 小学6年生から高校1年生相当の年齢の女性
- 子宮頸がんワクチン
- 28,600円(税込)(公費負担の対象にならない方)/1回
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公費(無料)で受けられるうちに接種を

子宮頸がんは、ワクチンと定期的な検診で「予防できるがん」です。
しかし、全額自費で接種する場合、合計で約10万円の大きな負担がかかってしまいます。現在、対象年齢の方は公費(無料)で接種することができます。
実は、世界の先進国では予防への意識が非常に高く、男女ともに初回接種率が70%を超えている国も多くあります。しかし、日本の接種率はわずか36%にとどまっているのが現状です。
「まだ先でいいや」と思っているうちに、公費の対象期間を過ぎてしまうケースが少なくありません。あなたと、あなたの大切なご家族の未来を守るために、受けられる今のうちに、ぜひ当院へご相談ください。
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)
これから妊娠をご希望されている方や、その同居ご家族で抗体が足りない方を対象に、風しん・麻しん(MR)ワクチンの接種を行っております。
手続きは、まず医療機関で「風しん抗体価検査」をお受けいただくところから始まります(検査結果のご説明は約1週間後です)。検査の結果、免疫が不十分だと判明した場合は、公費負担制度を利用して1回に限り無料で予防接種をお受けいただけます。過去の検査で「抗体が低い」と指摘されたことがある方も同様に対象となりますので、証明できる書類をお持ちのうえご来院ください。
接種における効果
風しんワクチンを接種する最大の効果は、妊娠初期の感染を防ぎ、将来生まれてくるお腹の赤ちゃんを「先天性風しん症候群」から守れることです。妊娠のごく初期に風しんにかかると、ウイルスが胎児に届き、生まれた赤ちゃんが心臓の病気や白内障、難聴などを抱えるリスクが生じるため、事前の予防が極めて重要となります。
MRワクチンの接種により、95%以上の方が確実に免疫を得られるとされています。過去に予防接種を受けた経験がある方であっても、時間の経過とともに減少した抗体を追加接種によって再び高め直す効果が得られます。
過去の抗体検査などで十分な免疫がないと判明している方は、証明書のご提示により予防接種を無料(全額公費負担・1回のみ)で接種できます。
注意事項
- お腹の赤ちゃんへの影響を避けるため、妊娠中ならびに妊娠の可能性を否定できない方は本ワクチンを打つことができません。
- 接種を完了した後は、母体と胎児の健康を守る観点から、最低でも2か月間にわたる確実な避妊期間を設けていただく必要があります。
- 打ち終わった後に熱が出たり皮膚に赤いポツポツや痒みが生じたりする場合がありますが、通常は数日ほどで落ち着きます。
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の費用
当院では、以下の条件に該当する場合、抗体検査およびワクチン接種を公費負担(自己負担なし)で受けていただけます。
- 久留米市・うきは市に住所を有する
- 現在妊娠されている方のパートナーや、住まいを共にしているご家族(日常的に接触が多い方)
- 近い将来に妊娠をお考えの女性(※現在妊娠中の方はワクチンの投与は不可ですが、妊婦健診内で無料の抗体チェックを受けられます)
制度の詳しい申請方法や最新の要件につきましては、市役所のWEBサイト(公式ホームページ)をご覧ください。
- MRワクチン(混合ワクチン)
- 10,120円(税込)
すでに抗体検査を受けており結果をお持ちの方は、ご来院の際にご持参いただきますようお願いいたします。
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お腹の赤ちゃんを「麻疹・風疹」から守るために

妊娠中に風疹などに感染すると、赤ちゃんの健康に影響を与える可能性があります。未来の家族を守るため、まずはご自身が公費助成の対象かどうか確認してみましょう。
自治体の助成対象(妊娠希望者、妊婦の同居家族など)に当てはまる方は、公費負担(自己負担なし)になるこの機会にぜひ接種をご検討ください。
※過去にこの助成制度を利用して公費で接種したことがある方は、今回の助成は受けられません。
※2回目以降の接種を希望される場合は、全額自己負担(自費)での接種となりますのでご注意ください。
RSウイルスワクチン
2歳までに実質すべてのお子さまが一度は経験する、とても身近な呼吸器の感染症です。感染者の約7割は、鼻水・咳・熱といった「普通の風邪」の範囲で収まり、数日で元通り元気になります。
注意が必要なのは残りの約3割のお子さまです。ウイルスが気管支や肺の深くまで落ちていき、激しい咳や呼吸困難を伴う「気管支炎」「肺炎」へと重症化してしまいます。
接種における効果
妊娠中のお母さんが「アブリスボ®筋注用」を接種すると、母体で作られた抗体を胎盤経由で赤ちゃんへ手渡すことが可能です。生まれたての赤ちゃんはまだ自力で十分な抗体を作れませんが、この仕組みを活用することで、出生直後からRSウイルスへのガードを固めることができます。
出生後6か月間にわたって赤ちゃんを守る予防効果が臨床試験で立証されています。
- 入院や処置を要する重い呼吸器症状の予防効果:生後90日まで【約81.8%減少】/生後180日時点でも【約69.4%減少】
- 病院の受診が必要になった感染全般の予防効果:生後90日まで【約57.1%減少】/生後180日時点でも【約51.3%減少】
注意事項
- 投与が終わってから30分ほどは、アレルギー等の急な異変がないか観察するためクリニック内でお休みいただきます。
- 接種した日は過度な負荷を避け、ゆったりと身体を休ませるよう心がけてください。
- 当日にお風呂へ入ることは差し支えありませんが、注射した部位をごしごし擦らず綺麗に保つようにしましょう。
- 針を刺したところの状態はもちろん、身体全体の調子にいつもと違う点がないか注意深く観察してください。
- 局所の発赤・ハレ・痛みや、全身の倦怠感・頭痛・筋肉痛などが生じる場合もありますが、多くは2〜3日以内に自然と和らぎます。
- 万が一、高熱や引きつけ(痙攣)、接種部分のひどい変化など気になる症状があらわれた際は、躊躇せずすぐに当院へご相談ください。
RSウイルスワクチンの費用
当院では、以下の条件に該当する場合、公費負担(自己負担なし)で接種を受けていただけます。
- 福岡県内にお住まいの方
各市町村発行の問診票を持参していただければ、公費負担(一部自己負担金がある場合があります)での接種が可能です。 - 福岡県外にお住まいの方
当院は「福岡県予防接種広域化実施医療機関」に登録しておりますが、県外の方は原則として全額自己負担となります。
ただし、お住まいの自治体によっては「償還払い(後日払い戻し)」制度が利用できる場合があります。事前に住民票のある市町村へご確認の上、ご相談ください。
- RSウイルスワクチン
- 35,000円(税込)
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RSウイルスについてさらに詳しく知りたい方へ

RSウイルスは、大人になって感染すると、持病(糖尿病、心疾患、肺疾患など)の悪化や肺炎など、重症化の原因になることがあります。「自分にとってどれくらいリスクがあるの?」「ワクチンの詳しい仕組みは?」といった疑問について、分かりやすく解説されている専門情報サイトをご案内します。
RSウイルス感染症予防啓発サイト肺炎球菌ワクチン(高齢者)
肺炎球菌は、日常的に鼻や喉の奥に潜んでいる常在菌の一種です。国内の高齢者の約5〜10%が保菌していると報告されており、無症状のうちは健康上の問題になりません。
しかし、免疫低下などに伴い菌が増殖して気管支の奥や血液内へ侵入すると、気管支炎、肺炎、敗血症といった重篤な感染症を引き起こします。主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみによる飛沫感染です。
接種における効果
高齢者の肺炎を引き起こす主要な原因菌である「肺炎球菌」に対して、予防接種は非常に有効な対策となります。
一度の接種によって、約5年以上という長い期間、効果が持続するのが特徴です。
インフルエンザなどの他の感染症と合併することで起こる重症化を防ぐ効果が期待できます 。
注意事項
- 腕の腫れや赤み、軽度の発熱が見られることがありますが、大半は軽症のまま2〜3日ほどで自然と治まっていきます。
- 重篤なアレルギーなどの急な体調変化は投与から30分以内に集中しやすいため、この時間帯は医師や看護師とすぐに連絡が取れる安全な状況でお過ごしください。
- 当日のアルコール摂取や息が上がるような激しい運動はお控えください(入浴自体は差し支えありませんが、針を刺した部位を強くこすらないようご注意ください)。
肺炎球菌ワクチン(高齢者)の費用
以下の条件に該当する場合、公費負担(自己負担あり)で接種を受けていただけます。
- 満65歳になられる方
- 心臓・腎臓・呼吸器の機能障害により身の回りの生活に著しい制限がある60歳〜64歳の方、またはHIV感染により免疫が極めて低下している60歳〜64歳の方(いずれも身体障害者手帳1級相当)
※実際の自己負担額は各市区町村によって定められていますので、詳細は自治体窓口のウェブサイトをご確認ください。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、外部から新たに感染する病気ではなく、過去に水痘(水ぼうそう)に罹患した際、体内の神経節に潜伏した水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。加齢や疲労に伴う免疫力の低下が引き金となるため、発症頻度は70代が最も高くなります。
典型的な症状として、体や顔の左右どちらか片側に沿って、帯状に強い痛みを伴う水ぶくれ(水疱)が現れます。
特に注意が必要なのが、皮膚症状が治まった後も強い痛みが長期間残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」です。痛みが長期化すると日常の生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼすことがあります。
接種における効果
成人の帯状疱疹を予防するためには、ワクチンの接種が非常に推奨されます。
ワクチンの種類によって異なりますが、生ワクチンの場合は約5年、不活化ワクチンの場合は10年近く高い予防効果が持続するとされています。
免疫力が低下しやすくなる50代以降の方が主な対象となります。
効果が出るまでには、接種から約2週間から1か月を要するため、体調の良い時期を見計らって早めに受けるのが望ましいです。
注意事項
- 微熱や全身の重だるさは通常1〜2日ほどで自然と和らいでいきますが、38.5度以上の高熱やひきつけ(痙攣)といった症状が起きた場合は、我慢なさらず直ちにご相談ください。
- 当日のお風呂はそのままお入りいただけますが、注射した箇所はこすらず衛生的に保ち、身体に強い負荷がかかる運動やお酒はお控えください。
- 投与直後に起きる可能性のある急性アレルギー症状(アナフィラキシーなど)がないか確認するため、接種後は30分ほど院内でお休みいただいてからのお帰りとなります。
帯状疱疹ワクチンの費用
当院では、以下の条件に該当する場合、公費負担(自己負担あり)で接種を受けていただけます。
- 60歳〜64歳の方で、HIV感染を原因とする免疫機能の障害があり、毎日の暮らしが著しく困難な状態にあると公的に認定されている方
- 満65歳の年齢を迎えられる方
- 70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳と、5年ごとの節目の年齢に達する方
※ご自身の負担金額や免除制度の具体的な内容は自治体ごとに異なります。詳細はお住まいの役所(市町村)の公式Webサイトや担当窓口へお問い合わせください。
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